こんばんは!



なんだか少し秋めいてきたような気がする、鹿嶋市地域おこし協力隊 ユウナです!
台風の影響か、なんか、風に秋を感じます。


今日は自分よがりなブログです(笑)

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みなさん
「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」 という曲をご存知ですか?
日本の吹奏楽作曲家 樽谷雅徳さんの曲で
2012年にリリース以来、その物語性・豊かさから、吹奏楽コンクール常連曲になっています。

個人的に好きな精華女子のクシナダ姫

先日、妹の吹奏楽コンクールで千葉県大会本選を聞いてきたのですが
(ちなみに我が妹は富士山でした)
はじめて直に聞いた「クシナダ姫」が帰るまで頭から離れず
最近は毎晩聞いています。

それまで
正直「クシナダ姫」が誰で、どんな話なのか
斐伊川ってどこなのか知らなかったのですが。。。調べてみちゃった所
私も知っている話に行きつきました!


ということでご紹介!!


「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」とは・・・

この曲の根本にあるのは「ヤマタノオロチ伝説」です。
イザナギ・イザナミの息子であるスサノオがヤマタノオロチを退治する話は
歴史や古文が得意でない私でも覚えている話ですが、
皆さんご存知ですか?

その退治する話のヒロインが「クシナダ姫」なんです。

日本神話の話なので「みなさん神様です」


【物語解説】

その地では、8つに分かれた頭をもつヤマタノオロチという怪物が暴れまわっていた。
その怪物に毎年娘を食われていた夫婦「アシナヅチ・テナヅチ」と残った一人の娘がいた。
その娘こそ「クシナダ姫」
天照大神の息子である「スサノオ」が高天原から追放され、その地に訪れ、
夫婦と娘が泣いているところに出くわし、事情を聴くと
「クシナダ姫との結婚を条件に、ヤマタノオロチを退治する!」とスサノオは夫婦を説得
天照大神の息子だということもあり、クシナダ姫との結婚を許すと
酒と8つの門を用意しろと命じたそうな。

クシナダ姫はスサノオとの結婚後、直ぐにスサノオの力で「櫛」に姿を変え
スサノオの髪に刺し、戦いに挑む。
ヤマタノオロチが現れ、酒に酔っているところに
スサノオが叩き込む。
決着は早く、スサノオの圧勝だった。

その後、出雲の国にスサノオとクシナダ姫の家を建て、暮らしたそう。。。。



という話です!!
だいぶサッパリ書きました(笑)

(ちなみに、スサノオの最初の妻がクシナダ姫。そのあと2人の妻がいたそう)


そして、斐伊川というのは現在も鳥取・島根あたりを流れる一級河川
出雲市周辺や米子市、境港(ゲゲゲの鬼太郎で有名な)など、にながれています。
この斐伊川は昔から、土の性質や鉱石・製鉄業などの観点から
氾濫・洪水がひどく、それがこの物語の根本にあるそう。
ヤマタノオロチは水神として祀られる神社も多く、洪水が多発する地域にはヤマタノオロチ伝説が多いです。

このお話は古事記・日本書紀にのっていますので
原文が読みたい方は、そちらを!
そして、曲を聴きながら、情景を思い浮かべてください!


(一説によるとクシナダ姫は稲田を表すとか。。櫛になった姫だから。。とか)


神話の世界は面白い!
結構好きです!


「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」はヤマタノオロチ伝説で
スサノオが取り上げられやすい中
「クシナダ姫」を主人公に仕上げた曲で
女性らしさや日本らしい曲調、そして物語性が素敵な曲です。
是非、お聞きください!


(ちなみに、東関東大会は9/14-15ですよ!妹は14にでます)

いや。。。元吹奏楽部員としては、樽谷さんの曲は特別で
凄く想像力を掻き立てるメロディーラインに、曲を一気に雰囲気づけるパーカス
中間部で飽きることがない、曲の構成が、現代音楽感があってすごく好きです。
私の年代だと
「マゼランの未知なる大陸への挑戦」が耳に残っているかと

吹奏楽聞いたことない方でも
「あ、面白いかも」って思うと思います。


という個人的な記事でした(笑)

今日はここまでです。。。
ちなみにユウナはサックス担当でした。

ご覧いただきありがとうございました!